【簡単解説】ビフィズス菌と乳酸菌の違いについて|「特徴・働き」を比較して知る

公開日:2024.11.07

この記事は、ビフィズス菌や乳酸菌の違いについて、できる限り分かりやすく、手間なく簡単に理解できるよう工夫して解説しています。

1.ビフィズス菌と乳酸菌ではなにが違うの?

善玉菌としてひとくくりで考えられがちな両者ですが、生物を区別する分類学的にはヒトとクラゲほども違います。

乳酸菌は主に「乳酸」を産生しますが、ビフィズス菌は乳酸に加えて、「酢酸」を産生するのが違いのポイントです。

また、「ビフィズス菌」か「乳酸菌」のどちらかを選ぶのであれば

ずばり!ビフィズス菌の方が腸内環境を改善するために、より重要となる善玉菌なのでおすすめです。

その理由は主にビフィズス菌が

  • 大腸内のビフィズス菌は、乳酸菌より「1000倍」も多い!
  • 悪玉菌をやっつけられる成分「酢酸」をつくってくれる!

乳酸菌を旧Lactobacillus属とした場合
出典:Ogata et al, Microbiology Ecology in Health and Disease, 1999から算出

ことが挙げられます。

ビフィズス菌と乳酸菌の特徴・違いについて、表形式で分かりやすくまとめました。

【ビフィズス菌と乳酸菌の「特徴・働き」の違い】
ビフィズス菌 乳酸菌
ビフィズス菌 乳酸菌
特徴・働きは? 乳酸に加えて、酢酸もつくる
※悪玉菌をやっつけてくれる成分
乳酸をつくる
おなか(大腸内)にいるビフィズス菌と乳酸菌の割合は? ビフィズス菌が
99.9%
乳酸菌が
0.1%
食べ物から摂取できる?
  • ビフィズス菌を配合した食品
    (主にヨーグルトやサプリ)
  • ヨーグルト
  • ナチュラルチーズ
  • キムチ
  • 日本酒
  • 味噌 など

商品によっては、食べやすくするためにあえて乳酸菌が少ない状態にしたり、乳酸菌が含まれていなかったりするものがあります。

結論!

腸内環境を整えたい人には「ビフィズス菌」が特におすすめ!

おなか(大腸)のビフィズス菌は、乳酸菌より「1000倍」も多い!※

ビフィズス菌は腸内の善玉菌の代表で、おなか(大腸)の健康に欠かせない存在です。

乳酸菌を旧Lactobacillus属とした場合
出典:Ogata et al, Microbiology Ecology in Health and Disease, 1999から算出

ビフィズス菌は悪玉菌をやっつけられる成分をつくってくれる!

ビフィズス菌と乳酸菌はどちらも「乳酸」と呼ばれる、腸内を酸性化して悪玉菌を抑制する成分をつくります。

加えてビフィズス菌は、「酢酸」と呼ばれる成分をつくります。

酢酸は、悪玉菌をやっつけたり、大腸のぜん動運動を促進したりするため重要です。

しかし、ビフィズス菌は酸素に弱く、一般的な食品にはほぼ含まれていない上に、加齢やストレスで減少してしまう(※出典:光岡,1973)善玉菌なので、ビフィズス菌が入ったヨーグルトやサプリで意識的に摂取できるとよいでしょう。

また、ビフィズス菌や乳酸菌は食品として摂った場合、数日で便と一緒に排出されてしまいます。

したがって腸内環境をよくするためには、ビフィズス菌や乳酸菌を適量、毎日習慣化して摂取することが大切です。

ヨーグルトのさまざまな保健機能(期待できること)を一覧形式で見たい方は、以下の記事をご覧ください。

(参考)厚生労働省「e-ヘルスネット ビフィズス菌」

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2.ビフィズス菌ってなに?

【ビフィズス菌の特徴】
ビフィズス菌
ビフィズス菌
特徴・働きは? 乳酸に加えて、酢酸もつくる
※悪玉菌をやっつけてくれる成分
おなか(大腸内)にいるビフィズス菌と乳酸菌の割合は? ビフィズス菌が99.9%
食べ物から摂取できる?
  • ビフィズス菌を配合した食品(主にヨーグルトやサプリ)

ビフィズス菌とは、大腸にすんでいる善玉菌の1つです。

赤ちゃんの頃は、腸内フローラ(腸内にすんでいる多種多様な細菌の集合体)にはビフィズス菌が95%以上の割合ですんでいます。

しかし、加齢によって減ることが知られており、20代では約22~25%程度まで、50代以上になると約5~8%まで減ってしまうと言われています。

出典:「腸内環境の驚愕パワーとしくみ」辨野義己

ビフィズス菌にはいろいろな種類がある

ビフィズス菌と一口にいってもいろいろな種類があり、それぞれの性質によって期待される機能も異なります。

例えば、森永乳業のビフィズス菌には

  • ビフィズス菌BB536
    (整腸作用)
  • ビフィズス菌MCC1274
    (認知機能の一部である記憶力を維持する働き)

があります。

ビフィズス菌を増やすコツは?

ビフィズス菌は酸素に弱いため、基本的に元から含まれている食品がありません。

ただ、ビフィズス菌を配合しているヨーグルトやサプリによって摂取ができます。

また、おなか(大腸)のビフィズス菌を増やすために

  • 肉類や脂っこい食事を控えること
  • 「オリゴ糖」(バナナやハチミツなどに含まれている)を食べること

がおすすめです。

ビフィズス菌が配合された食品の中には、オリゴ糖が配合されている商品もあるので、そういったものを選べば効率的にビフィズス菌を増やすこともできるでしょう。

「ビフィズス菌が入っている食品」について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

(参考)厚生労働省「e-ヘルスネット ビフィズス菌」

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3.乳酸菌ってなに?

【乳酸菌の特徴】
乳酸菌
乳酸菌
特徴・働きは? 乳酸をつくる
おなか(大腸内)にいるビフィズス菌と乳酸菌の割合は? 乳酸菌が0.1%
食べ物から摂取できる?
  • ヨーグルト
  • ナチュラルチーズ
  • キムチ
  • 日本酒
  • 味噌 など

商品によっては、食べやすくするためにあえて乳酸菌が少ない状態にしたり、乳酸菌が含まれていなかったりするものがあります。

乳酸菌とは糖を発酵して、50%以上乳酸をつくる菌の総称です。

自然界のさまざまな場所に生息しており、ヨーグルトやナチュラルチーズなど発酵食品をつくるために使われています。

乳酸菌にはいろいろな種類がある

乳酸菌と一口にいってもいろいろな種類があり、それぞれの性質によって期待される機能が異なります。

例えば

  • シールド乳酸菌®
    (本来備わる健康力をサポート)
  • プラズマ乳酸菌
    (L. lactis strain Plasma)(健康な人の免疫機能の維持をサポート)
  • ガセリ菌CP2305株
    (腸内環境の改善)

などがあります。

乳酸菌を増やすコツは?

ビフィズス菌が入っている食品はヨーグルト以外あまりありませんが、乳酸菌はヨーグルトの他にもナチュラルチーズやキムチ、漬物などの食品や、味噌などの調味料に至るまでさまざまなものに含まれています。

商品によっては、食べやすくするためにあえて乳酸菌が少ない状態にしたり、乳酸菌が含まれていなかったりするものがあります。

毎日の食事の中で意識的に取り入れてみるとよいでしょう。

「乳酸菌が含まれている食品」について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

(参考)厚生労働省「e-ヘルスネット 乳酸菌」

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