【簡単解説】ヨーグルトにはどんな「栄養・成分」が含まれているのか?

公開日:2024.12.24

この記事では

  • ヨーグルトにはどんな栄養・成分が含まれているのか

について、一覧形式で紹介し、さらに「牛乳との比較」や「5大栄養素」の観点から分かりやすく解説しています。

ヨーグルトに関するさまざまな基礎知識を、網羅的に知りたい方は以下の記事をご覧ください。

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1. ヨーグルトにはどんな栄養・成分が含まれているの?

ヨーグルトは、牛乳などに乳酸菌や酵母などの種菌(スターター)を入れて発酵させた 「発酵食品(発酵乳)」で、私たちの体にとって大切な「5つの栄養素」を全て含んでいる、栄養バランスに優れた食品です
(※無脂肪ヨーグルトなど、一部意図的に栄養を調整した商品もあります)

スーパーやコンビニなどで見かけるヨーグルト1食分(プレーンヨーグルト約100g)にどのくらいの栄養が含まれているのか、表にまとめました。

ヨーグルトには、「不足しがちな栄養素」が入っている!!

ヨーグルト1食分(プレーンヨーグルト約100g)には

  • プロセスチーズ 
    約1ピース分の「カルシウム」
  • 絹ごし豆腐 
    約1/5丁分の「たんぱく質」
  • 青ピーマン 
    約3個分の「ビタミンA」

が含まれています。

「成人が不足しがちと言われている栄養素」が含まれているので、手軽に栄養を補うのに最適です。

(参考)文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
(参考)厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査報告」

【ヨーグルトに含まれている「不足しがちな栄養素」】
カルシウム
1日に不足しがちな量
(※40代の推奨量や目標量と平均摂取量より算出)
男性:308mg
女性:209mg
ヨーグルト(プレーン)100g中に含まれる量 120mg
上記(ヨーグルト)と同じ量を他の食品で摂るなら? プロセスチーズ 約1ピース分
たんぱく質
1日に不足しがちな量
(※40代の推奨量や目標量と平均摂取量より算出)
男性:8.8~55.8g
女性:1.1~37.1g
(※記載は目標量)
(※運動量や妊娠中などで目標量は異なる)
ヨーグルト(プレーン)100g中に含まれる量 3.6g
上記(ヨーグルト)と同じ量を他の食品で摂るなら? 絹ごし豆腐 約1/5丁分
ビタミンA
1日に不足しがちな量
(※40代の推奨量や目標量と平均摂取量より算出)
男性:345μgRAE

女性:242μgRAE
※RAEとは
レチノール活性当量のこと

ヨーグルト(プレーン)100g中に含まれる量 33μgRAE
上記(ヨーグルト)と同じ量を他の食品で摂るなら? 青ピーマン 約3個分

(参考)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
(参考)厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査報告」
(参考)文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
(参考)厚生労働省「ビタミン」
(参考)厚生労働省e-ヘルスネット「カルシウム」

特に、カルシウムは食品によって吸収率が異なり、吸収されにくい成分と言われていますが、ヨーグルトを始めとした乳製品であればカルシウムの吸収率が高いため、効率よく補うことができます。

「エネルギー」「糖質」「脂質」の量は?

ヨーグルト1食分(プレーンヨーグルト約100g)には、

  • バナナ
    約1/2個分の「エネルギー」
  • おにぎり
    約1/8個分の「炭水化物(糖質)」

  • 約1/2個分の「脂質」

が含まれています。

ヨーグルトは、日頃からエネルギー、糖質、脂質を気にされている方でも、気軽にカルシウムなどの不足しがちな栄養素を摂ることができる嬉しい食べ物なんですよ。

(参考)文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

【 ヨーグルトに含まれている「エネルギー、糖質、脂質」】

「1日に摂りたい量」の欄には、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」で「推奨量」「目標量」「目安量」として提示されている数値を記載しています。

炭水化物=糖質+食物繊維ですが、ヨーグルトには食物繊維がほとんど含まれないため、「炭水化物(糖質)」と記載しています。

エネルギー
1日に摂りたい量
(※40代の場合)
男性:2700kcal
女性:2050kcal
※身体活動レベルがふつうの場合
ヨーグルト(プレーン)100g中に含まれる量 56 kcal
上記(ヨーグルト)と同じ量を他の食品で摂るなら? バナナ 約1/2個分
炭水化物(糖質)※
1日に摂りたい量
(※40代の場合)
男性:338~439g
女性:256~333g
(※エネルギーに対して50~65%程度)
ヨーグルト(プレーン)100g中に含まれる量 4.9g
上記(ヨーグルト)と同じ量を他の食品で摂るなら? おにぎり 約1/8個分
脂質
1日に摂りたい量
(※40代の場合)
男性:約60~90g
女性:約46~68g
(※エネルギーに対して20~30%程度)
ヨーグルト(プレーン)100g中に含まれる量 3.0g
上記(ヨーグルト)と同じ量を他の食品で摂るなら? 卵 約1/2個分

(参考)厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
(参考)文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

栄養について詳しくは「3.ヨーグルトと5大栄養素」で解説しています。

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2. ヨーグルトと牛乳の違い

次に、ヨーグルトと牛乳との違いを理解しやすいよう、表にまとめました。

栄養面に関して、ヨーグルトと牛乳に大きな違いは見られません。
ただ、下記の表でも分かる通り、ヨーグルトは牛乳よりもエネルギー(カロリー)や脂質が少ない一方で、カルシウムやたんぱく質は多くなっています。

※ヨーグルトは種類により成分が異なるため、種類によっては牛乳との比較結果は変わります。

※下記は「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」に掲載されている、一般的な食品としての比較となります。

【ヨーグルトと牛乳に含まれる主な栄養・成分(100g)】
ヨーグルト
(プレーン)
普通牛乳
ヨーグルト(プレーン) 普通牛乳
エネルギー 56 kcal 61 kcal
カルシウム 120mg 110mg
たんぱく質 3.6g 3.3g
炭水化物(糖質)※ 4.9g 4.8g
脂質 3.0g 3.8g
ビタミンA 33μgRAE 38μgRAE
水分 87.7g 87.4g

※炭水化物=糖質+食物繊維ですが、ヨーグルトや牛乳には食物繊維がほとんど含まれないため、「炭水化物(糖質)」と記載しています。

(参考)文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

また、ヨーグルトは牛乳に比べて

  • カルシウムの吸収率が高い
  • 乳酸菌によってたんぱく質の一部が分解されているため、消化吸収がよい
  • 牛乳の栄養に加えて、乳酸菌などの善玉菌による働きに期待ができる
  • 牛乳だとおなかがゴロゴロする(乳糖不耐症)方にも試していただきやすい

ことが特徴です。

ただ、ヨーグルトと一口に言っても、商品ごとに配合されている素材やビフィズス菌・乳酸菌などが異なり、それぞれ違った特性を持っています。

健康目的でヨーグルトをお探しの方は、それぞれの商品が謳っている「機能」に着目して選び、継続的に摂取するとよいでしょう。

ヨーグルトのさまざまな保健機能(期待できること)を一覧形式で見たい方は、以下の記事をご覧ください。

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3. ヨーグルトと5大栄養素

ヨーグルトには体にとって大切で主要な栄養素である「5大栄養素」を5つとも含んでおり、栄養バランスに優れた食品です。
(※無脂肪ヨーグルトなど、一部意図的に栄養を調整した商品もあります)

そもそも5大栄養素とは、以下の5つのことです。

【5大栄養素】

  • たんぱく質
  • 脂質
  • 炭水化物
  • ビタミン
  • ミネラル(カルシウムなど)

上記の中でも、ヨーグルトに含まれている注目しておきたい栄養素は以下です。

【ヨーグルトに含まれている注目しておきたい栄養素】

  • カルシウム
    (骨や歯の主成分となる など)
  • たんぱく質
    (筋肉、皮膚、爪を始めとした細胞組織の成分となる など)
  • ビタミンA
    (網膜で光を感知する物質の成分になる、皮膚粘膜の健康を保つ など)

以下で、それぞれについて簡単に解説します。

カルシウム

【カルシウムを摂っておきたい人はこんな人】

  • 骨を元気にしたい人
  • 若々しさを保ちたい人

カルシウムは5大栄養素のうちのミネラルの1種です。
骨や歯の主成分となったり、神経を安定させたりします。

カルシウムは健康に欠かせないものですが、体に吸収されにくい成分なので、吸収を助けてくれる「ビタミンD」を併せて摂るのがおすすめです。

カルシウムは普通に生活していると、不足してしまいがちな栄養素と言われています。
習慣的に摂取するようにしましょう。

(参考)農林水産省「みんなの食育」
(参考)厚生労働省「骨粗鬆症の予防のための食生活」

たんぱく質

【たんぱく質を摂っておきたい人はこんな人】

  • 疲れやすい人
  • 髪にダメージがあったり、爪が割れやすかったりする人

たんぱく質は、筋肉や皮膚、爪などの細胞組織のもととなる大切な栄養素です。
20種類のアミノ酸で構成されていますが、そのうちの9種類は体内でつくることができないため、食事によって補給しなければなりません。

ヨーグルトを始めとして乳製品に含まれているたんぱく質は、体内でつくることができない種類のアミノ酸がバランスよく含まれている「良質なたんぱく質」です。

また、たんぱく質のほとんどは体内で分解されてアミノ酸になりますが、ヨーグルトの場合、含まれる乳酸菌がアミノ酸への分解をサポートするため、より消化吸収がしやすくなっています。

(参考)厚生労働省「1-2 たんぱく質」

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ビタミンA

【ビタミンAを摂っておきたい人はこんな人】

  • 目の乾きを感じる人
  • 皮膚が乾燥している人

ビタミンとは体の機能を保つために必要となる栄養素で、たんぱく質や脂質、炭水化物の代謝を助ける役割を果たします。

ヨーグルトにはさまざまな種類のビタミンが含まれており、代表的なものとしてビタミンAが挙げられます。
ビタミンAは目や皮膚の健康維持に関わる成分で、不足すると眩しさを感じたり暗いところが見えづらかったりするなどの症状がでることがあります。

(参考)厚生労働省e-ヘルスネット「ビタミン」

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